ファクトリー通信

........日々の現場作業、出来事、パーツ情報。それは常にメカニック目線で☆と行きたいとこですね。ただ作業並行の写真撮影は撮り損ね撮り忘れも多々あり肝心な箇所の写真が無かったりします....基本、毎日がドタバタです。文章力もビミョ〜だったりかと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです <(_ _)> ...ユーロファクトリー店主浅見 2012.7.15〜

プジョー

冠水した道路は走行しないでください!・・オートマミッショントラブル編

 また冠水ネタかよと思われてしまいそうですね。でもこれだけ注意喚起しても毎年のようにトラブル発生車両が出てしまいますのでお伝えしておきますね。今回はオートマミッショントラブル編です。

BlogPaint
 オートマのDレンジでエンジン回転上げても前進しない時がある(1速へつながらない)、その後大きなショックと共に発進する。または停車すると遅れて大きなショック(一速へシフトダウン)があるという事で入庫のプジョー206。

 ATの警告灯表示は点かず、テスター診断でもエラー入力無し。診断を進めると、どうも電子制御系ではなくメカニカル的な故障の可能性に限定されて来たところでピーンと頭に浮かぶ事が・・・まさかと思いお客様に早速TEL。
すると前日10cm近く冠水した道路を低速ではあったが走行したとのこと・・やっぱりでしたか(/_;)
年に1人はお客様に犠牲者が・・今回もなのか


IMG_4571 そこでまずはATフルードを抜いてみましたがハッキリ水侵入と言い切れる痕跡は発見出来ず。(もちろんこの時点で簡単に判別出来る場合は相当なダメージで全く前進出来ないほど症状が悪化していることが多いです)







IMG_4572 次に一番見極めがつき易いATオイルパンを剥がしてみると画像で判別頂けるかどうかですがATフルードが白く乳化していることがわかります。やはり水が浸入したことが判明。








kf23f08aa 水の侵入は僅かかも知れませんがオートマの内部には湿式(オイルに漬かる)多板クラッチがありこの間に水分が少しでも混入するとめっぽう弱いんです。クラッチはつながる際、高い摩擦熱を発生、油なら何でもない許容温度でも水分は簡単に沸騰なんて訳で。

 今回の修理方法はミッション内部の水分を排出する為、そしてクラッチプレートの間に潜んでいる水分までも排除する為ATフルードを排出交換し入念な試運転をすることを1セットとして3回繰り返しました。これで症状は改善しました。それでもクラッチプレートの奥に潜んだ水分は意外にしつこいので念の為3000km走行後、もう一度ATフルード交換する事をおすすめしました。

 今回はうまく改善しましたが水分侵入が大量だったり、そのまま放置する時間が長かったりするとATの生還率は下がってしまいます。もちろん冠水道路に立ち入らないことが一番、でもそうなってしまった場合は適切なご対応を。そして不安な場合は早急にご相談を。


kf22b30aa 今回の状況は冠水した道路に入って押し寄せた雨水をミッションが防波堤の様になり波が盛り上がってミッション上部へ到着、赤丸裏のエア抜きバルブから水が浸入した事が考えられます。
 皆さん、10cmくらいの冠水では考え難いと思いませんでしたか?・・私もそこまで行かないでしょ と思っていたのですが、こう何台も犠牲車が出るとあの震災の時感じた様に狭まったところへの波の到達力は凄いみたいなんです。

 AL4、AT6といったATを搭載するプジョー206、207、306、307、308、406、シトロエンC3、C4、C5、エグザンティアなどは特にご注意ください。もちろんその他のATミッションも油断はできません。
マニュアルミッション車両だって同様に水は侵入します。ご注意を。

 もちろんエンジンも同様です!ミッション以上に簡単に水侵入、そしてエンジン破損となりますのでゲリラ豪雨が多い昨今、絶対に冠水した道路には入らないでください。
 ご参考までに過去の事例:冠水した道路を走行しないでください!・・エンジントラブル編
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エンジンからガラガラ音、その原因は・・プジョー207

BlogPaint 冷間時ガラガラ、(感じ方は様々なのでカタカタ、コトコト)的な異音がエンジンルームから聞こえるという事で入庫のプジョー207。
 







IMG_4431 お決まりというか最近はもう一巡して下火になって来たという感じの症状なので少々おさらい気分で。
 原因はタイミングチェーンテンショナのヘタリで張力が保てずチェーンがたわんで周囲を叩いてしまう音なんです。






00076376a文章では解り難いのでご参考にこんな分解図。
タイミングチェーンテンショナ 癸隠















BlogPaint 左は今まで付いていたテンショナ、指で押せちゃいます。

 右は新品。凡人の指位では全く押せません。

 新品は対策品として供給されていますのでこれでご安心あれ。。。対策品としての識別は外からも見える丸い凹み(黄矢印)。

 初期モデルは3〜4万kmもすると異音が出てしまうことが多く、もう交換されている車両も多いかとは思いますが冷間時エンジン始動直後数秒から数分でも異音が聞こえる様でしたら早目にご相談ください。

 放置すると分解図癸犬發茲割れます。癸隠亜↓癸隠韻割れる事もあり(かなり深刻)→タイミングチェーンがたわみ過ぎ→バルブタイミングが制御し切れず→エンジン警告点灯→エンジンECUのフェールセーフ機能でエンジン吹けない(アクセルに連動しない)、といった深刻な故障に至る恐れがありますもので・・そうなると費用も高額になりますもので・・。
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ホイールロックボルトソケットを失くすと大変・・プジョー&シトロエン

BlogPaint 車検整備で入庫のプジョー207GT。

 以前からのお話でスリップサイン露出でスタンバッていたタイヤ交換からと呑気に記念撮影。。。
 (「最近コンチネンタルがいーんです」なんて話でも書いちゃおうかなぁ・・なんて思いながら)





IMG_4424そして、いざホイールを外そうとするとロックボルトソケットが無い・・(画像は参考のため別車両のソケット)

お客様に速攻でTEL・・かなり前から見当たらないとの事(-_-;)

 車検満了日は数日に迫る・・適合する専用ソケットを本国オーダーして待つ時間は無い・・さあどうするか・・

IMG_4423 お客様とのお打合せの結果、ロックボルトはやめて普通の17佻山册のホイールボルトに変更する事に。破壊許可を頂きドリルで穴を開けスタッドピンを打ち込みリカバリー作戦成功^ ^

 今回はリカバリー出来るような工具がある場所だったので何とかなりましたが万が一、出先でパンク、そしてスペアタイヤへ付け替えなんてシチュエーションになった時は かなり泣ける状況かも知れません。

 プジョー&シトロエンのオーナー様、ロックボルトを失くさない事は もちろん、そして一度お車のどこに積み込んでるかのご確認をおすすめします。なぜかというと当店へのご来店でよくあるケース「家に置いて来たぁ」とか、タイヤ屋さんや車屋さん任せでロックボルトになっている事もお知りでなかったり、もちろんどこに積んでるかなんて全くわからない方も多々いらっしゃいますもので。

では・・コンチネンタルタイヤのお話もいつの日か・・
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エアコンON〜助手席涼し〜ぃ運転席熱風、その原因は・・プジョー307SW

BlogPaint  30℃を超えようかという日、エアコンONで運転席側の吹き出し口は熱風、助手席側はきちんと冷えるという事で入庫のプジョー307SW。12ヵ月点検も同時進行。フェリーヌ







IMG_4304 307のオートエアコンは左右個別に温度設定が出来ます。症状は同じ温度設定にしても左右で大きく温度が違うというか外気が30℃を超えようというのに運転席からは熱風が出て来てしまいます(汗







BlogPaint 診断していくと吹出し温度を細かく制御する運転席側用のミクスチャーフラップギヤが凸部破損で一箇所無くなっていてモーターが空回り。








IMG_4289実はリペアキットが用意されていたりします。(これが無いとダッシュボード外して、エアコンユニットも外して→それを分解して→内部のフラップと一体のギアを交換するなんて羽目に)

そのリペアキットの考え方がなかなか面白い。新しいギアを損傷したギアに被せ・・




IMG_4291高さが変わった分を補う台座を取り付け・・










IMG_4295 その上にミクスチャーフラップモーターを取り付けるといった具合です。

 本来エアコンユニット脱着する羽目になる修理なので比較的簡単に修理完了でお客様としても費用的に安堵といったとこですね。

 お気付きになりました?察しの付く方はお判りかと思います。リペアキットが用意されているという事は・・・・はい、そうなんです(-.-)よくあるパターンということになっちゃいますね。シトロエンC4も全く同じシステムなので基本同様な発生頻度です(涙

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ウインカーが出ない、ウォッシャーが出ない、その原因は・・プジョー206

BlogPaint 車検整備中のプジョー206SW16V。

 以前からウインカーが出ない時があるということ、そして今回ウォッシャーが出ない(車検が受からない)ということもあり早速診断へ。
 すると一見関係なさそうな二つの故障は同じひとつのユニット内部に問題ありという事が判明。




IMG_4271その原因はコラムレバースイッチユニット(COM2000)の不良。今回は違いますがよくある症状はウインカーが戻ったら逆サイドのウインカーが一瞬出たという現象が典型的なこのユニットの不良です。206や307に意外と多い症状かも知れません。
 このユニットにはライト&ウインカーレバースイッチ、ワイパー&ウォッシャーレバースイッチが一体になっていて高価なユニット。ここは修理と行きたいところですが残念ながら一部非分解仕様。断念してユニット丸ごとの交換に。

IMG_4278 このユニットの制御は常にボディコンピュータ(BSI)とのCAN相互通信で機能を作動させるので交換後、純正テスターで各機能を設定。








IMG_4279 特にこの車両はABSにESP機能付きでしたのでステアリング舵角センサの校正も必要です(そうしないと警告灯も点きっ放し・・)。 
もう部品交換だけで完成〜なんて単純な時代は10年も前に終わってしまってたりするんですww
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ATフルード漏れ・・プジョー206SW

BlogPaint 駐車場にオイルシミが最近大きくなって来たという事で入庫のプジョー206SW。









IMG_3801 診断していくとオートマのデフサイド周辺からのオイル漏れ。

 まずドライブシャフトを外してみる・・







IMG_3800 やはりデフサイドオイルシールからの漏れということで・・










IMG_3802デフサイドオイルシールの交換という事となりました。。。今回は完。

 過去にはミッションのオイル漏れを放置し、ATフルードが減少し過ぎてしまい結局ATトランスミッション内部に大ダメージ、AT本体交換にまで至った事例がありました。 少量の漏れも長期間となるとエライことになるという見本?事例となってしまった事がありましたのでご注意を。
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サーモスタットが内部崩壊、その原因は・・プジョー206CC

BlogPaint 定期点検整備で入庫のプジョー206CC。
 サーモハウジングからクーラント漏れがかなりだったので脱着してシーリングしようかと作業をたんたんと始めると・・






IMGP0001 サーモスタットの弁とスプリングが漫画のように飛び出してきました。ボヨヨォ〜ンとね(^_^;) 
 スプリングを縮めた最後の留めのストッパーはプラスチック製なのですが経年劣化で耐え切れなかったようですね。新品(写真右)見てもなんだか頼りない感じ・・
 206最終型は軽量化なのかコストダウンなのかハウジングがアルミ製からプラスチック製に変更され、なんだか良い方向に行って無い気がしちゃいます。
 2005年以降のNFUという1600ccエンジンのプジョー&シトロエンは206に限らずこれから経年劣化と共にこれから多発しそうな予感。
 症状的に表れるとしたら内部で弁がズレるとオーバークール気味になる可能性があります。去年より水温計の上りが悪いなぁなんて感じたら燃費や燃焼に悪影響が出ますのでお気軽にご相談下さい。
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クランクプーリー脱落、ドライブベルト破損・・プジョー206

 以前の記事「クランクプーリー剥離」 でお伝えしたことが現実になってしまいました・・の事例。

 当店近所の美容室へいらした方でその駐車場でパワステが重くてお気付きになった様なのですが駐車場地面にクランクプーリーが落ちていたようです。その美容室の方が当店を知っていたことでご連絡あり緊急入庫。
IMG_3368 クランクプーリーのダンパーが完全に剥離、切れて吹っ飛んでました。辛うじてサブフレームに残っていた破片。
 
 余談ですが走行中クランクプーリーが脱落して自分のクルマの前を走るクランクプーリーが見えたという人がいます(@_@;)



IMG_3369 ドライブベルトも破損してブラブラしてました・・タイミングベルト側に巻き込まれなかったのが救いです。
 高回転時タイミングベルトに巻き込まれエンジン大破にまで至った悲しい事例もありです。「本当は怖いクランクプーリー」的な話でもありますのでクランクプーリーは本当に重要な部品なんです。ですので当店では車検整備、定期点検の際は必ず点検するようにしています。


( お客様にお聞きすると4年以上の長期ノーメンテナンスでお乗りだったご様子・・入庫時エンジンマウントは潰れモノ凄い振動、エンジンはハンチングでアイドリング不安定、Dレンジ入れた瞬間回転上がって飛び出しそうになったりとあまり良い状態とは言えませんでした。その辺もやんわりお伝えしましたがお察知頂けたかは・・ん〜???  当店でなくてもよいので早急に整備される事を祈ります(-。-;)
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センター穴無しホイールのウエイトバランス調整は・・シトロエンC3プルリエール

IMG_3437 シトロエンC3プルリエールのタイヤ交換。
女性オーナー様ということもあり快適性と雨の日の安心感をということでミシュランのエナジーセイバープラスをチョイスさせて頂きました。






IMG_3438 ここからが本題。
 タイヤ組換えのあとは、ホイールのバランス測定・調整となる訳ですがプルリエールの純正アルミホイールは一見センターキャップが脱着出来そうなんだけど・・なんと





IMG_3439 実は裏から見るとこんな感じ。
 表からキャップを外せたとしても一体成型のアルミが塞いでいてアレレなわけです。このおフランスな発想に世の中のタイヤ屋さんも相当面食らっちゃうらしいですね。私も初めての時ビックリ(^_^;)





IMG_3442 なぜかというと通常ホイールバランサーでは突き出したシャフトを貫通させてホイールウエイトバランスを測定・調整するんです。世の中ほとんどのホイールがこの方法。これで対応出来ないのはプジョーとシトロエンのそれも一部の純正ホイールのみと言ってもよいほどなんです。




IMG_3445 そこで、ジャジャーン。。。これがセンター穴無しホイール対応のアダプター。
これを装着しホイールバランス調整をします。

 なんでこんなに大げさに言うかというと・・このアダプターがメチャクチャ高ーい!!!導入当時迷いに迷った清水買いだったんで自慢したかったんです・・ただそれだけです恐縮です(^^ゞ


IMG_3443 こんな感じで装着し測定GO!

 プジョーやシトロエンの純正ホイールは時々センター穴無しホイール仕様の車両があります。そんな時もノープロブレム〜♪ お任せください。
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エアコンが冷えない時あり。その原因は・・プジョー406クーペ

IMG_3298 エアコンが冷えなくなる事(エアコンコンプレッサ作動せず)が時々あるという事で入庫のプジョー406クーペ。
 この症状がこれまた気まぐれで冷えない現象が出たかと思って点検を始めると正常に戻る→その後ロードテストを繰り返しても1週間以上も正常のまま→だからと一度お客様に納車→すると直後に現象が出るといった具合で実は今回再入庫。
(とにかく電気系は症状が現れた時点でないと原因を追い込めない面が多く基本項目を点検した上で現象待ちになってしまいます・・そんな時は私も少々モヤモヤが募ります・・)

IMG_3290 今回も預かって現象出てるなぁと思って工場に入れた瞬間、カチンッとコンプレッサーが正常に入る音(苦笑
 運良くその後は短い時間だけど数日に一回は症状が出たのでその瞬間を逃さず配線図をひとつひとつ追い込んでいくと・・ようやく原因を追い込める事が出来ました。。。その原因はBSIと呼ばれるボディコンピュータ。エアコン、エンジン、ミッション、ABS、パワーウインドウ、メーターパネルなどのコンピュータとデータを共有して相互通信して最も良い条件で各機能を作動させていく為の黒幕といってもよい存在がBSI・・すみません、説明が収集付かないことになりそうなので勝手に割愛(^_^;)

IMG_3291 BSI(ボディコンピュータ)交換後はBSI内部のデータを純正テスターで再設定します。同時にイグニッションキーのイモビライザー再登録もします。そうしないとエンジンも掛かりませんもので(^^ゞ
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